津波避難地下シェルター研究室

避難訓練 ? なんちゃって程度


 ネット上及びテレビのニュースなどで、避難所における避難生活訓練の様なものを見かける。



 確かに何にもしないことから比べれば、少しはましなような気がする。



 しかし、リクリエーション感覚で体育館の内部で簡易ベッドを組み立てた程度で訓練は、終了。




 実際の災害では、短期間の避難所での生活もあるが、中長期となってしまう可能性も大である。




 東日本大震災の被害者さん達の中には、18か月も体育館等で生活を強いられたことが報告されている。




 このことを踏まえると、避難所となる公立学校の体育館での訓練は、完全な寝泊り形式で中期に行うことが必要である。




 そうすることにより、実際の避難生活に必要な物資やシステムなどが洗い出される。




 特に、仕切りのないベッドを多用すると、深夜に熟睡できないことが、実感できるであろう。





 [いびき] [ねごと] [うめき声] [乳児の夜泣き] [その他の雑音] などが、毎日、毎晩、体調の悪い日であっても毎夜、ひたすら聞き続けるなければならない !




 更に、トイレについても上水道が復旧している状態でなく、水洗トイレが機能していない状況で避難生活訓練を行う必要がある。




 実際に、避難所でインフルエンザを始めとしてノロウイルスの発生も過去に発生している。




 汲み取り式のトイレで、感染症を防ぐことはできない。




 当研究室は、浄化槽の装備も提唱している。





 浄化槽に使用する水は、プールや近くの湧水小規模河川からバケツリレーで運搬する。