津波避難地下シェルター研究室

いのち山 ( 袋井市) fukuroi  in shizuoka prefe


静岡県袋井市の南部に作られた湊命山を取材した。



県道150号線のすぐ脇に作られている。



敷地面積は、かなり広が駐車場は少なかった。


さらに、ここの頂上にも、トイレ設備が存在しなかった。


トイレは、国道と同じ海抜に設置されてはいたが、

糞尿を垂れ流しの避難施設であった。





                                                                                              (写真の無断転用は、禁止する)



公式に発表されている情報では、下記の如くである。


敷地面積     約6,400u
 
頂上面積     約1,300u

収容人数     1,300人

地上高       7.2m ( 海抜10m )

総建設費     1億5,000万円

年間維持費    200万円 (芝の維持)

用地買収費    6,500万円 






                                                        (写真の無断転用は、禁止する。)





 頂上から周りの地形を撮影した。

 頂上で地元で散歩中の方にインタビューを行った。 (40代の女性)


 [ 確かに、今までなにも無かったので多少の安心感はあります。


  ただし、ものがこれなので絶対に安心していません。] とのことだった。





                                             (写真の無断転用は、禁止する。)


 農地と住宅地が混在する、この地域に特徴的な状況である。




 見渡す範囲において、ここの命山以外に避難が可能なものは確認できない。



 高層階のビル等も見つけることが不可能であった。





                                                                                                                                                 (写真の無断転用は、禁止する。)



  年間の維持管理コストは、津波タワーと比べかなり安価となることは想像できる。


 しかし、津波タワーと比べても広大な敷地が必要なので、住宅密集地での

敷地の確保が課題である。



用地買収に、高額な費用が必要とされる。


 袋井市に聞くと、サービス業の廃業に伴った用地買収のため比較的安易に

用地が取得できた。しかし、全国でこのようなケースは稀である。



 他に3箇所の命山1つの津波タワーおよび民間のビルにより市民の殆どが浸水被害から非難が可能となったそうである。



 この金額を補助金として、津波ビルの建設も可能である。